2014年2月11日火曜日

長く症状が続くアレルギー性鼻炎に辛夷清肺湯

花粉症の季節になりました。
今年のスギ花粉は少ないようですが、春一番が吹く頃には辛くなっている人も多いかもしれません。
今回は以前にも少し触れた辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)です。
OTC薬の効能効果を見ると“体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの次の諸症:鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)”とあります。
毎度のことですが体力は関係ありません。しかも中等度って。。。
熱感という摑みどころのない表現をしていますが、重要なポイントです。体質的に熱生産が盛ん、つまり冷え性の逆の体質と思っていただければ良いです。はっきりしている人だと、のぼせやすかったり、喉が渇きやすかったり、薄着で冬でも冷たいものを飲みたがったりします。熱証とよんでいる体質です。
ただ、鼻炎の症状に関して言えば、慢性的に鼻づまり、少なくとも2週間以上鼻づまりが続いていれば殆どが熱証の鼻炎症状です。
典型的なスギなどの花粉症は、鼻症状に関して言えば初期はクシャミ鼻水と言った水っぽい症状が中心で、季節が進むにつれ鼻が詰まってきます。アレルギーが長引いているために鼻粘膜が浮腫んでいるためです。こうした典型例の場合は寒湿証の鼻炎で先日ご紹介した鼻療などが良いです。


一方、通年性の鼻炎や副鼻腔炎もそうなんですが、花粉症の時期にクシャミ鼻水から始まっても、すぐに鼻が詰まってしまう場合は熱証の鼻炎ですので辛夷清肺湯が適しています。この鼻づまりは炎症性の鼻づまりですので、冷やしてあげることで治まります。粘りの強い鼻汁が出るなら間違いなくこのタイプです。
辛夷清肺湯の働きは鼻の炎症を鎮め粘りの強い鼻汁をゆるめて出しやすくしてくれます。また清熱性の生薬がかゆみを抑え麦門冬などの潤性生薬も含まれるので目のかゆみにも効果が期待できます。

逆に辛夷清肺湯を飲んではいけない人ですが、寒証の人、いわゆる冷えを感じやすい人ですね。寒がりだったり、手足が冷たいと感じていたり、冷房が嫌だったり、食欲がない人です。このタイプの人は鼻療を飲んで下さい。

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